私が心配していたことが起きています。ていうか、これからも増えるんでしょうけど。
ウォレットのパスフレーズは絶対に紙に書き留めるという決まり事を守らなくてビットコインを失い、ウォレット提供者に文句を言っている人がいるようです。
多分、証券会社ライクな取引所からビットコインの世界に入った人は、本人確認&IDとパスワードの世界しか知らないのでこうなってしまうのだと思います。
取引所と関係が無い独立したウォレットは別に本人確認とかありませんので、免許証などを送る先もありませんし、全てが自己管理です。
私自身はパスフレーズがどのような仕組みで生成されているのかとか詳しいところまでは理解していませんが、秘密鍵を入力や記録の間違いがしづらいように単語化したもの、という認識です。BIPなんちゃらというあたりで決められているようです。
なので、パスフレーズを書き留めずに忘れてしまったら、そのウォレットに入れていたビットコインは全て取り出せなくなります。
お財布丸ごとを広い砂漠のどこかに落っことしてしまった状態なので、まぁ復元は無理でしょう。
新しくビットコインに入門する人に、このへんのところもしっかり教えてあげなくてはいけない気がしますが、お金を増やしたいという投機目的だけの人がどれだけ注意深く勉強してくれるのかは良く分かりません。
スクショもしない方がいいと思います
なお、私はパスフレーズの記録のためのスクショすら非推奨です。
スクリーンショットを撮ってしまうと、LINEやFacebookなどの投稿時に、画像を選択して他人に公開してしまう危険性が高まるからです。
また、スマホのカメラロールや写真フォルダから自動同期でGooglePhotosなどにアップロードして写真をバックアップする設定にしている人は、パスフレーズをGoogleの画像認識機能に読み取られてしまっても知りませんので…。
自分以外の何かに見せることが気になる方は、やっぱり「紙とボールペン」でお願いします。
特に大金を入れるウォレットの管理はしっかりしないと、お勉強代が高くついてしまいます。
無くしたお金
なお、私ですが、初期の頃に何度かパスフレーズが分からなくなり少額を無くしてます。
自分がFaucetでちまちま貯めたはずの残高が…。
あと、たぶん、忘れちゃって小銭を回収しそびれているアドレスもあるような気がしますが、こういうのは、お勉強代というよりは「お賽銭」ですから、特に気にしていません。
ビットコインの世界では消えちゃって使えないお金が増えると、発行上限が決まっているビットコイン自体の価値が上がるはず?!
現在、Satoshiが誰だかよく分からない状況になっているようですが、パスフレーズを忘れたらお金が取り出せなくなるという原則は変わりません。
みんながみんな慎重にパスフレーズを書き留めるようになると良いのですが…。