ニュースになってたけど正直まだよく飲み込めてません。理解するための自分用お勉強リンクを集めてみました。
ニュース記事から
政府は4日、インターネット上の決済取引などで急速に市場が広がるビットコインといった仮想通貨に対する初めての法規制案を閣議決定した。仮想通貨が「貨幣の機能」を持つと認め、オンライン決済などにも利用可能な公的な決済手段に利用できると位置づけた。仮想通貨の取引所を登録制にして監督強化することも盛り込んでおり、利用に弾みがつきそうだ。
ビットコイン、「貨幣」に認定 法規制案を閣議決定 :日本経済新聞
事実上の通貨としての機能を持っていると認めたうえで、テロ・犯罪組織による悪用の防止や、問題業者の排除により利用者保護を図る。
各国でも規制が進んでいるため、麻生金融相は4日の閣議後の記者会見で、5月の伊勢志摩サミットまでの法案成立を目指す考えを示した。早ければ来年春にも施行される。
資金決済法や銀行法などを改正する。現金と仮想通貨の交換や売買を行う交換所(取引所)に登録制を導入し、利用者の本人確認や取引記録の保存、不審取引の通報などの義務を課す。
ビットコイン、実質「通貨」…法案を閣議決定 : 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
金融庁ホームページ
で、金融庁のページで公開されている資料がこちらです。
PDFが長くて縦書きなので読みづらい…。
ブロガーの記事
金融庁の資料に何が書いてあるかは大石さんのブログに解説があります。
☆ 仮想通貨の規制法案が提出される:仮想通貨の定義、規制の範囲、事業者・ユーザーへの影響 | ビットコイン&ブロックチェーン研究所
ビットコイン情報サイト
☆ ビットコイン「通貨化」規制法案が閣議決定、業界に一段と弾み | BTCN|ビットコインニュース
☆ 国内でビットコイン「貨幣」扱いへ 仮想通貨法案が閣議決定 – CoinPortal
☆ 仮想通貨交換所に対する日本国内規制案の公表についての私的見解 | BTCN|ビットコインニュース
個人的な感想
法整備により仮想通貨が注目されて普及が進む助けになれば嬉しいのですが、心配もあります。
今のところ何も規制が無いので、私でも外国のサイト(ShapeshiftやPoloniex)を利用して仮想通貨やトークンを容易に手に入れることができています。
これが、日本人はNGみたいに閉め出されたらつまんないです。
今の仮想通貨に触れられる環境って、操作ミスったり暗号の鍵無くしてお金を無くしても全部自己責任だよという、そこそこ厳しい世界なんですよね。それが面白くもあるわけですが。
そこに良く知らない人が大量に入って来て、お金無くした!どうしてくれるんだ!規制規制!利用者保護!みたいに騒ぎ立てたら白けちゃうのが心配です。
日本では振込金額が1円でも違ったら打ち首という感じですが(以前に振込手数料を取り過ぎていた銀行があって騒ぎになりましたっけ)、その「1円」を守るのに1円以上のコストがつぎ込まれているんですよね。
それが日本円を安心してみんなが使ってくれるようにするための必要経費だから、金融機関は惜しみなくお金も人もつぎ込んでいます。
それと同じ感覚で仮想通貨を使おうとするのは無茶だと思うのですが、今までのお金感を捨てられる人はどれだけいるでしょう。
あと、個人で仮想通貨の交換サイトを運営されている方は、求められるものによっては負担が増しそうで、そうならないように願います。
▼暗号通貨交換所「もなとれ」を運営されているびりあるさんのツイート
届出って、紙ッペら一枚出せばいいだけなら問題ないけど、監査しろとか言われたら死ぬぽよ。
— びりある (@visvirial) 2016年3月4日